毒親シリーズ。
私は4人兄弟の長女で生まれて、
父も母もいい人だけど くそが付くほど真面目で
二人は宗教を信じていたので
人としてこうあらねばならない、みたいな
「べき思考」が強かったように思う。
私はまあまあ要領がよく しっかり者。
小さい頃は下の弟・妹の世話を率先して親の期待に応えようとしてた。
勉強を教えたり、パートに出てる母親の代わりに家事をして
「私は小さいお母さんだ」って思ってて、
親から褒められることにとてもやりがいを感じてた。
無意識に親が期待していること、子供って読み取るよね~!
親に褒められるために、勉強頑張ろう
親に褒められるために、素晴らしい人間になろう
下の兄弟たちの見本になるような人になろう
自覚はなくとも、そんな風に生きていたように思う。
私は勉強はまあまあできて、要領よく国立大に入った。
大学に行けなかった親だから「自分に叶えられなかったことを子供にして欲しい…」
って願望があったんだろうなあ。
そんな私が社会に出て経験したこと。
それは、「大きな挫折」だった。
大学卒業後、店舗デザインの学校に入った私は
人の3倍努力して、学校で「グランプリ賞」を受賞した。
狭い学校という環境で人に負けないように競って
努力して、
華々しい賞を取った私だったけど
働いたデザイン事務所で愕然とする。
現場で働いているスタッフさんの仕事のクオリティ、スピード感
それに比べて、自分が描いたパースの下手さ…
スタッフさんはフォローしてくれてたけど
恥ずかしくてみっともなくて、「あー自分は役立たずじゃん」って…
これまでの、
「自分は人の期待に応えられる人間だ」って
自尊心が、社会にでてガラガラと崩れ始めるんだよね。
「私が輝ける仕事」を探して転職を6回ほどした。
会社に馴染むのも、仕事を覚えるのも早く、
どこの会社でも「期待の新人」扱いされる。
日高さん、すごいね!ベテラン社員みたい!
頼りにしてるね!
って、どこの職場でも言われて私の自尊心がむくむく元気になる。
けど…
半年くらいすると「私よりもできる中途社員」が入ってきて、
チームの期待を「彼」が集め始め始めるのだ。
〇〇さん、お願いします
〇〇さんがいてくれてよかった
私が浴びたかった言葉を「彼」が持っていき
私の存在価値が一気に下がった気持ち…
(私、この会社に居る意味あるんだろうか…)
(貢献できないのなら、いない方がましなんじゃないか…)
周りの人が満たしてくれていた承認欲求が
すっからかん状態
天国から地獄に転落した気持ち。
辛くて、そして自分が選んだのは
「新しい会社を探す」
だったんだよね。
働く理由って色々あるけど
昔の私のように、「人から認めてほしい」って気持ちが強い人は
認めてもらえないと嫌になって転職、ってパターン
結構あるんじゃないかな!
過去の話が続くけど
一番印象的だったのはね、
一番長く在籍した会社での話なんだけどさ
その会社はできたばかりで、スターティングメンバ―を募集してたんだよね。
最終面接で「ぜひ会社の文化を一緒に作っていって欲しい!」って言われた私は…
スターティングメンバ―!
会社の0期生!
やる気がむくむく!笑
私はめちゃめちゃ張り切って
期待のルーキーとして活躍して頑張って
会社の新人賞を貰ったの。
販売ノルマのある仕事で
ノルマ以上に販売すると、破格の歩合がもらえる会社だったんだ。
新人なのにノルマ達成した私は
みんなの前で表彰されて
札束を手渡してもらい笑
私の承認欲求がはちきれんばかりに満たされた^^
ただ、
もともと好きな仕事ってわけではなく
無意識では「人に褒められるため」に仕事をしてるから
ノルマを達成できないと、地獄にいるような気分。
会社も大きくなり、人数も多くなったから
中途採用で新入社員がどんどん入ってくる。
私はスターティングメンバ―ということもあり
役職者になって、さらにお給料もあがったんだけど
自分より後に入社した後輩や部下が
自分より成果を上げだして…
私のプライドはズタズタ。
上司はフォローしてくれるし、
「これからも会社の柱になって頑張って。期待してる」
って言ってくれるけど、
「なんであんな奴が役職者なんですか」って後輩から思われてる気がして…
毎朝出社するのが地獄みたいな気分
御飯が食べられなくなり
心が死んで
うつ状態に…
心はすでに折れてる
それでも仕事はやりきらなきゃ
その結果、一番セールスできない社員と同じ最低な営業成績を連発して
さすがにもう会社に居るわけにいかない
と会社を後にしたのです…
いや~、しんどかったな…!
でね、これ意識の世界で何が起きているのかというと…
「人の役に立って認められたいのに、役立たず」
って出来事を何度も何度も人生で繰り返してるってことなんだよ!
これね~、意識ってものに出会い
「意識のからくり」を知るまで分からなかったんだけど
望んでない経験を自分で何度も繰り返してる時って、
自分が創り出しちゃってるんだよ~。
意識って、スピリチュアルの分野のなかでは最も根本的で
シンプルで、「からくり」が分かるとすごいパワーを扱えるようなるんだ。
で、人の役に立ちたいのに 役に立てないってどういう状態かというと
本来、人はさ
役に立つことも 役立たずな時もあるわけよ。
人を助けるってこともそうだけど、
人を助ける側でいるときも、人に助けてもらう側でいるときも
本来どっちもあるのが人なのよ。
なのに、
「私は人の役に立ちたい!チームに貢献したい!!」って側ばかりになろうとして、
役に立たない、貢献できない自分の側を受け入れられなかったんだよね。
本当は両面あるのが人間で
丸ごとが自分なんだけどね。
小さい頃から
「親からの期待に応えたい」「褒められたい」
「あんたがいてくれて助かったよ!」って
一番欲しい言葉を言ってほしい一心で
人から褒めてもらうことが自分の存在価値だと思ってたんだ。
(だから私のことを褒めてくれない人は要らない)
チームに貢献したい
(私のことを認めない組織なんている価値がない)
めっちゃメンヘラ!笑
本当に貢献したいなら
人の役に立ちたいなら
ダメな自分を受け入れて、誠実に努力することから逃げちゃだめ。
毒親のせいにして
期待過剰な親の元で育ったし
って、過去のせいにせずに
もっと大きな自分になりたい。
なりたい自分になりたい。
そう思ったから、私は「人からの期待」について意識の探求をしてみた。
人の期待に応えたい!って承認欲求オバケになってる自分
ダメな自分を見たくない、認めたくないって強烈な拒否
人と比べていじけてる自分
それらが大きな一連のドラマのように広がり
最後に
私は、それを消滅させることに成功した!
その爽快感ったらなかったな~!
その日から人からの期待から自由になった
解放された人生が始まった。
人と比べることもなくなり。
無意識に褒められるために仕事してた頃は
人の目に映る努力をしようとしてたし、心の中で言い訳ばかりしてた。
体調が、時間がなくて、やってはいるんですけど…って。
「人からの期待」を手放してからは、
シンプルに「自分が達成したいこと」に向かってるだけだから
言い訳しても、自分の達成が遠のくだけで時間の無駄ってわかってる笑
自分は何を改善したらいいのか
どうしたら効率が上がるか
仕事に対して誠実に考えられるようになった!
人の期待に応えない人生って自由で最高!
生まれや育ちを変えることはできないけど
自分の人生を創ることは自分にしかできないから。
毒親だーって思ってた頃は
ずっと親の期待が重すぎ!!!ってしんどく感じてたんだけど
私は「期待されたい」を手放してから
親は何も言わなくなって
毒親じゃなくなったんだよな~。
厳密には、
同じようなこと親は言ってるのかもしれないけど
私が気にしないし受け取らないから、
全く気にならない。笑
本当に面白い。
親との関係を沢山研究して
今の最高な状態を創ってきたから
これに関しては、また書きますね!
この出来事を私は、壊れたラジカセのように
人生で何度も何度も再現してたんだ!!!
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