HSPさんを始め、感性が豊かで
だからこそ生きづらくて
人間関係が辛い・思ったことを正直に言えない・我慢我慢
って自分の心に蓋して
なんなら、コンクリート流し込んでカチカチにして生きてると
「なんで私ばっかり我慢しないといけないの…」
「周りの人から大事にしてもらってない、こんな環境に居続けるのは無理」
って気になりますよね。
中には強い「リセット思考」の人もいるかも。
昔の私はまさにこれで、
「すべてをリセット」したいから
転職・引っ越しを半年ごとに繰り返していました。
転職も、初めの1か月くらいは上手くいってるんだけど
だんだん見えてくる会社の嫌なところ
上司の尊敬できないところ
やりがいが見いだせない仕事
などが気になり始め、
「ここにいても自分の明るい未来はない」って
新しい自分になりたくて、次に行く…
そんな感じでした。
全部を捨てて、一からやり直したい
私のことを知らない人しかいない場所に行きたい
そんなことを感じていたかな。
この、「リセット」癖なんですが…
正直あまりいいものではありません。
このブログを読んでいる方は、自分のことを変えたいなって意志があったり
内面を正直に見つめる強さがある方が多いと思うんですが
今どきの考え方って
「自分の気持ちに正直になるのがいいよ」
「我慢するより自分に合った環境に移るのがいいよ」
っていう風に、
「自分らしく」
を尊重する時代ですよね。
生きるのがちょっとしんどい、人間関係が辛いって感じてる人にとって
「無理しなくていいよ、自分に正直になったらいいよ」ってささやきは
魂救われたような気持になるんだと思う。
私もそうだったし…
毎週、人生や人間関係にもやもやして占い通いしてた頃、
「あなたらしく生きて、したいことしたらいいんですよ」って言われて
その場で涙を流しそうになった経験、何回もある。
自分の存在を丸ごと肯定されたような気持になるよね。
でもね、
自分の中の無意識の考え
人間関係ってこういうものだ~って考えや、
例えば学生時代に人間関係でうまくいかなかったこと
親との関係性
(親との関係は人間関係のベースになりやすいよ)
そういった、自分の中の課題がクリアされないうちは
職場や友人グループや住む街をリセットしたところで、
また課題が出てきちゃうんだよね。
人生がゲームだとしたら、
ゲームの最初の村のダンジョンをクリアしてないのに
リセットして、もっと先の面白い街に行こうと思っても行けないのと同じ。
そして、最初の村のダンジョンで向き合うべきテーマは
人間関係や職場の「他人」ではなく
「あなた」。
自分自身がテーマなんですね。
例えば、自分と人を比べちゃったり、
自分に自信が持てなかったり
自分のこと褒めてあげられなかったり
自分のこと信頼できてなかったり
そういうところから丁寧に内観して、
まずは自分自身と仲直りする必要があるんだよ。
自分のことを見つめずに
「自分らしく生きるんだ!」って、過去の嫌な人間関係リセットして
好きなことやろうと始める人もいる。
自分のハートを守るためにそれが必要な時もあるかもしれないけど
リセットされた側の気持ちってどうなんだろう。
自分にとって都合の悪い人間関係を遮断するって、本当は不誠実なこと。
そんなことしちゃってる自分が嫌だから、相手を悪者にしてるなんてこともあるかもね。
徳を積むって考えがあるけど、
自分がやったことがまわりまわって返ってくるって考えだよね。
人間関係で不誠実なことばかり繰り返してると、
その後いい人間関係に恵まれなかったりするんだよね。
自分らしく生きるんだ!って言って
何度も人間関係リセットし続けてる人がいたら、どう?
そんなこと何年もやってると、周りから信頼もされなくなっちゃうよね。
その場しのぎで一生上手くいくほど、人生って短くないんだよ笑
だから、リセットボタンを使う前に
自分の内面と向き合うこと。
内観は誰も傷つけない。
周りの人が嫌な人ばっかりなのは
もしかしたら、自分のことが好きになれないっていう
内面の反映なのかも。
他人が許せないんじゃなくて、自分が自分のことを許せないのかも。
一つずつ、自分の課題を超えてくことで
人間としての「器」が大きくなって
愛せる人の種類が広がってくるよ。
自分を愛して許すことは
まじで世界平和につながるよ~!
あなたは、あなたと友達になりたい?
あなたは友達になりたいと思う人ですか?
いつも明るくて、優しくて、応援してくれる
そんな人と友達になりたいよね。
だから、人に優しく、親切に接しよう。
人の夢を応援してあげよう。
明るく挨拶しよう。
そんな日々の積み重ね。
小さなことだけど、その積み重ね。
簡単にリセットする方が、たしかに楽。
だからこそ、こつこつ積み重ねた実践には価値があって。
周りの人を大事にできてる自分自身に価値があるって思えてくるよ。
コメント